企業・機関を選択してください
×
閉じる
資源エネルギー・地球環境問題の一体的解決と,ユビキタスネットワーク・クリーンエネルギー社会を支える基盤技術として,低環境負荷・高エネルギー密度かつ安全・長寿命な高性能二次電池や,安価・簡便でメンテナンスフリーな環境モニタリング技術等の開発が今後益々重要となります。当研究室では,リチウムイオン電池を始めとするエネルギー貯蔵デバイスの実現に資する材料・プロセスに関する研究に取り組んでいます。
当研究室では、CFDシミュレーションを用いて、自動車に搭載されるリチウムイオン電池の安全性向上に取り組んでいます。特に、電池(セル)が熱暴走した時の熱の広がり方を再現し、セル間に配置する断熱材の効果を評価できるモデルを構築しています。これにより、断熱の物性が熱の伝わり方に与える影響を明らかにし、より安全な電池パックの設計を効率的に行うことが可能になります。今後は、空気の流れや輻射熱、さらには化学反応を組み込んだより現実的な解析を行い、電気自動車の普及に不可欠な「安心して使える電池」の実現に貢献します。