愛知工業大学 ロボット研究ミュージアムオープンラボ

愛知工業大学「ロボット研究ミュージアム」は、ロボット技術を通して大学の重要な使命である「教育」、「研究」、「社会貢献」の充実を図るべく設置された施設です。 教育面では、ロボット製作実験環境の整備、教授陣による製作指導、各種コンテスト等への参加サポートなどにより、大学入学直後からのものづくりをサポートしています。 ロボット研究では、学内の各所に分散していたロボット関連研究室を一か所に集約。オープンな環境で研究を行うことにより、研究室間の相互連携を高め、研究の促進を図っています。モビリティー、レスキュー、AIなどの様々なロボットの研究を行っています。 また社会貢献としてガラス張りの研究室を公開し、常時見学が可能な施設になっており企業からのロボット開発の相談への対応、産学官の共同研究の促進、また子供から大人までロボットテクノロジーの学習の場として有効活用されています。施設内に留まらず、学外でのイベントへの出展、出張教室などにより、広く社会へのロボットテクノロジーの認知・教育を推進しています。 このように、ロボット研究ミュージアムは大学の使命の元、ロボットテクノロジーを通してよりよい未来を創っていきたいと考えます。

COBOTTAプロジェクト
シーズ

2018年に人協働ロボットCOBOTTAが、実用化がスタートした。我々はプロジェクトチームをロボット研究ミュージアムに立ち上げ、COBOTTA活用した、社会問題を解消する機器のシステム設計を行ってきた。二台のCOBOTTAにより協調作業を行い餃子を作るシステムの研究開発を行った。このシステムはデンソーウェーブのHPにて紹介されている。開発テーマでの低コスト、台座の変更による多様な調理が可能なユニットであり、BtoB から BtoCに協働ロボットが活用される場合治具のメンテナンス性、食材の少数、変数、多品目に対応する為に汎用性をエンドツールに持たせています。国際ロボット展では、クレープを製作のデモンストレーションを実施した。大阪・関西万博「未来社会ショーケース事業スマートモビリティ万博『ロボットエクスペリエンス』」に愛知県の出展としてセレクトされ1大のCOBOTTAでイングリッシュマッフィンサンドウィッチを調理するデモンストレーションを行った。今後は、ラボラトリーオートメーションにて、COBOTTAを活用したシステム設計を行っていく。COBOTTAイングリッシュマッフィンプロジェクトでは、1台のCOBOTTAを使い、8個のエンドツールを使いイングリッシュマッフィンのサンドウィッチを作る。約10分で1個のサンドウィッチができるシステム設計となっている。ツールはツールチャンジャーによって持ち替えることができ、オリジナルのデザインとなっている。ツールチャンジャー、エンドツールの設計に強みがあり、治具のからくり化によって多彩な作業が可能となっている。

企業・機関情報

企業・機関名 愛知工業大学 ロボット研究ミュージアム
所在地 愛知県豊田市八草町八千草1247
ホームページ https://www.ait.ac.jp/lab-facility/robot/