株式会社東陽テクニカ“はかる”技術で未来を創る

当社は“はかる”技術で産業の技術革新に貢献しています。9つの事業分野を有し、その1つに脱炭素/エネルギーがあります。この事業分野では二次電池をはじめとするエネルギーデバイスを対象に研究から開発/生産に関わる最先端の海外の評価機器および自社製品をご提案しています。また全固体電池分野においては、当社特許技術を利用した高周波測定システムにより、従来捉えることのできなかった固体電解質と粒界/バルクそれぞれの電導度、活性化エネルギーを評価することができるようになりました。今後も、新たな計測/解析技術を探求し固体電池分野の発展に貢献してまいります。

二次電池の寿命/劣化評価のための精密充放電評価システム
製品・サービス紹介

当社では二次電池の評価機器として精密充放電評価システムを取り扱っております。精密充放電評価システムでは十数サイクルの充放電試験により、短時間で材料の性能や、寿命を推定することができ、電池の開発効率/スピードを上げることができます。また、従来の試験装置では検出できなかった、充放電試験におけるIn-situでのLi析出検知にも応用されています。カナダ国Novonix社UHPCは世界最高精度を誇る精密充放電評価システムで5桁精度のクーロン効率算出を実現します。仏国BioLogic社BCS-9xxシリーズは高精度な充放電試験に加えて、試験途中でのインピーダンス試験や電気化学測定試験も可能です。

高周波インピーダンス測定システム
製品・サービス紹介

当社では全固体電池の評価機器として高周波インピーダンス測定システムを開発しました。弊社特許技術[第6324648号]により、従来は測定が難しかった100MHzの高周波インピーダンスを、どなたでも簡便に測定可能にしました。これにより、従来は分離することができなかった硫化物系固体電解質の粒界/バルクの成分を分離し、電導度や活性化エネルギーを算出できるようになりました。現在のラインナップでは約-180度から約800度までの温度範囲で測定が可能です。また高圧印加とそのときの厚み測定の必要性に応じて、100MPaを超える高圧環境下での100MHz測定および厚み測定(μmオーダー)が可能なシステムを開発しています。

BioLogic社製高性能電気化学測定システム、インピーダンス解析ソフトウェア
製品・サービス紹介

世界標準のBioLogic社電気化学測定システムを取り扱っております。80種類を超えるテクニックを利用可能で、業界最高水準の7MHzのインピーダンスを測定できます。二次電池そのものの評価はもちろん、関連部材の電気化学評価・腐食評価でも広く応用されています。また当社開発のインピーダンス解析ソフトウェア[Z-ASSIST/Z-3D]と組み合わせることで、DRT解析/3Dインピーダンス解析を実施できます。DRT法を用いることで従来、見極めが難しかった複数の反応成分を持つ対象物を、それぞれの反応成分に分離することを可能にしました。3D法を応用することで、二次電池の充放電中のOperandoインピーダンスを取得することができます。

企業・機関情報

企業・機関名 株式会社東陽テクニカ
所在地 〒103-8284 東京都中央区八重洲1-1-6
ホームページ https://www.toyo.co.jp/material/