株式会社山田製作所薄い・硬い・柔らかい・脆い非金属材を精密プレス加工

当社では、国内でも珍しい非金属・非鉄金属のプレス加工を得意とする製造メーカーです。特に非金属材の加工を得意としております。非金属の材料としては、 ・樹脂のフェノール積層板(ベークライト)、ガラスエポキシ積層板、エンジニアリングプラスチックなど ・高機能紙のプレスボード、アラミド紙(ノーメックス)、ファイバー紙、オイルシート(ガスケット用途)など ・高機能フィルムのPET、PP、POM、PI、PEN、PPS、PCなど ・その他としてマイカシート(雲母)やゴム、繊維、箔、CFRP、CFRTPなど といった他加工メーカー様がされてない加工を得意としております。加工方法も100%自社内製のプレス金型を中心に、トムソン型(ビク型)、エッチング刃など研究開発・試作などの1個から、1億個/月まで幅広く対応可能なフレキシブルな生産ラインを構築しております。

リチウムイオン電池用の部品製造
製品・サービス紹介

当社では、円筒形リチウムイオン電池の部品製造を行っております。その円筒形リチウムイオン電池は民生品からスタートしましたが、現在車載用バッテリーとしても採用され、1億個./月の生産も実績がございます。
当該部品は薄く、難加工材の非金属材になり、また数量も非常に多いので、一般的な加工技術ではなかなか難しいですが、当社の得意とする非金属プレス加工により、20年以上もの間、重大不良0、納期遵守を維持・継続しております。
プレス加工のため、他工程よりも安価な製品実現も期待できます。
お客様設計の部品のため、画像は掲載できませんが、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。

リチウムイオン電池起因による発火事故対策を目的とした材料開発
共同研究・開発の希望

当社では、現在リチウムイオン電池セルの暴走による電気自動車、蓄電池などの発火事故を抑制するべく、材料開発に取り組んでおります。
他国では、セルが爆発・発火した際に800℃以上の高温下になった時に、被発火面が200℃以下にするかつ、断熱・遮熱材としては非常に薄くしないといけないという厳しい要求に応えるべく、材料開発を行っております。
その材料は現在、海外の大手電池メーカー・モジュールメーカーに提案中でございます。ただ、残念ながら、日本国内ではまだご興味のあるお客様との出会いがございません。
リチウムイオン電池を使用する以上、熱暴走・発火事故は避けられませんし、空気層を多く含む設計思想ではモジュールも大きく、重くなり、コスト競争力が低下してしまいますが、弊社の開発している遮熱材を用いることで、コンパクトかつ安全な製品実現の可能性がございます。
電池の発火事故対策にお困りの際は、ぜひ一緒に取り組ませていただければ幸いです。

燃料電池やリチウムイオン電池に使用されるフィルム、カーボン紙、マイカ(雲母)などの素材を用いた製品開発
共同研究・開発の希望

当社では先に示したリチウムイオン電池向けの部品加工実績がありますが、それ以外に燃料電池向けの部品加工や燃料電池セルの工法開発にもお客様と一緒に取り組んでおります。
燃料電池に関しては当社が得意とするフィルム、紙などの薄物材のニーズが高く、高絶縁体・高耐熱材のマイカ(雲母)はリチウムイオン電池(モジュール含む)や燃料電池への採用実績もございます。
低コストな高性能リチウムイオン電池・燃料電池を実現するため、以上の特殊な素材の加工でお困りのお客様はぜひ形状や適合材料のご相談から、取り組ませていただければ幸いです。

なお、取り組んでいる部品や開発品については、お客様設計の部品のため、画像は掲載できませんが、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。

皆様へのメッセージと当社の意気込み
その他(取組内容、メッセージ等)

リチウムイオン電池を始めとする様々な電池部品を製造している実績に加え、次世代型の電池の開発(リチウムイオン電池、全個体電池、燃料電池、ペロブスカイト太陽電池など)に必要な素材の加工や新技術の獲得、他開発への取り組みの転用など積極的に取り組みます、ぜひ意見交換や交流を深める機会を頂戴できれば幸いです。

企業・機関情報

企業・機関名 株式会社山田製作所
所在地 〒448-0813 愛知県刈谷市小垣江町大津崎1番18
ホームページ https://www.yamadase.co.jp/